スーパーで買える「鰹のたたき」。香ばしい香りと新鮮な赤身が魅力ですが、買ってきたときにふと迷うことありませんか?
「これって洗うべき? それともこのまま食べても大丈夫?」
私も最初のころはかなり迷いました。
実際に“洗う派”と“洗わない派”の意見が分かれていて、ネット上でも意見はさまざま。
そこで今回は、実際に試してみた結果+魚屋さんから聞いた話+衛生面の基本知識をもとに、どちらが正解なのかを分かりやすくお伝えします。
🐟 そもそも鰹のたたきってどう作られているの?
まずは基本を押さえましょう。
鰹のたたきは、表面だけを強火で炙り、中は生のままに仕上げた料理。高知県の名物としても知られています。
スーパーで売られているものは、ほとんどが
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加熱殺菌済み(表面)
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真空パックで衛生管理済み
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低温で保存されている
つまり、「基本的にはそのまま食べられる」状態で販売されています。
ただし、パックの中のドリップ(魚の汁)や焦げの香りが気になることがあり、ここが“洗う・洗わない”の分かれ目です。
💧 洗う派と洗わない派、それぞれの主張
| 洗う派の理由 | 洗わない派の理由 |
|---|---|
| ドリップや焦げを落とせる | 炙り香が流れる |
| 衛生的に安心 | 水っぽくなって味が薄まる |
| 生臭さが減る | パックのままで十分衛生的 |
どちらにも納得できる意見がありますよね。
では実際にどう違うのか、私が自分で試してみました。
🍽 実験!洗った場合と洗わない場合の違い
同じスーパーで買った鰹のたたきを半分ずつに分けて、
片方を軽く流水で洗い、もう片方はそのままカットして食べ比べ。
▶ 洗った鰹
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ドリップが落ちて見た目がきれい
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臭みが減ってさっぱりした味わい
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ただし、炙り香が少し弱まる
▶ 洗わなかった鰹
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香ばしい風味がしっかり残る
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旨味が濃い
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ただし、ドリップが多いと少し生臭さを感じることも
つまり結論は――
「香り重視なら洗わない。臭みが気になるなら洗う」
というバランスがちょうど良いんです。
🧑🍳 魚屋さんのプロの意見も聞いてみた
近所の魚屋さんに聞いたところ、こんなアドバイスをもらいました。
「基本的にスーパーの鰹のたたきは、そのまま食べても問題ない。
ただし、ドリップが多いときはサッと洗ってペーパーで拭くといいよ。」
要するに、“必ず洗う”ではなく、状態を見て判断するのが大切ということ。
魚の鮮度やパック状態によって最適な扱いが変わるんですね。
✅ 洗うときの正しいやり方
せっかくの鰹を美味しく保つために、洗う場合はこの3ステップで。
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流水でサッと洗う(3〜5秒ほど)
→ 長時間洗うと風味が落ちるので注意。 -
ペーパーでしっかり水気を拭き取る
→ ここを丁寧にすると味がぼやけません。 -
切る前に5分ほど冷蔵庫で冷やす
→ 身が締まって、切り口がきれいになります。
ちょっとの手間で、食感も香りもグッとアップします。
🍋 洗わないときの“臭み消し”テクニック
「洗いたくないけど臭みは気になる…」というときは、
薬味や調味料をうまく使いましょう。
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玉ねぎスライス+にんにくスライス
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ポン酢+すだち+おろし生姜
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大葉やミョウガをトッピング
私のおすすめは「すだち+おろし生姜」。
香ばしさを残しつつ、さっぱりと食べられて最高です。
🍚 アレンジしてもっと楽しむ!
鰹のたたきはそのままでも美味しいですが、ちょっと工夫するだけで立派なメイン料理になります。
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鰹のたたき丼:ご飯にのせてポン酢をかけ、大葉・海苔・卵黄をトッピング
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カルパッチョ風:オリーブオイル+レモン+塩で洋風に
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鰹ユッケ風:コチュジャン+ごま油+卵黄でピリ辛アレンジ
冷蔵庫にある調味料だけでも、バリエーション豊富に楽しめます。
❓ よくある質問Q&A
Q. 冷凍の鰹のたたきも洗った方がいい?
→ 解凍後にドリップが多い場合のみ、軽く洗って水気を拭き取りましょう。
Q. 塩水で洗うのはOK?
→ 軽く臭みを取る効果があります。ただし塩が濃いと味が変わるのでごく薄めに。
Q. 洗わずに食べても大丈夫?
→ 基本的にそのまま食べられるよう加工・管理されています。
気になる場合だけ軽く洗うのが安心です。
🪶 まとめ
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スーパーの鰹のたたきは 基本的にそのまま食べられる
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ドリップや臭みが気になるときは 軽く洗って拭く
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香ばしさ重視なら洗わない、さっぱり派なら洗う
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臭み消しには 薬味や柑橘類が効果的
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状態に応じて「洗う or 洗わない」を選ぶのがベスト
鰹のたたきは、ほんのひと工夫で驚くほど美味しくなります。
スーパーの一品でも、ちょっと手をかければお店の味に近づきますよ。
今夜の食卓で、ぜひ試してみてくださいね。

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