なぜカレーが薄味になっちゃうの?
カレーって、家庭料理の王様みたいな存在ですよね。手軽に作れて、子どもから大人まで大好きな万能メニュー。でも、いざ作ってみたら「うーん、ちょっと味が薄いなあ」と思ったことはありませんか?
原因を整理してみると、意外と単純なんです。
- 水を入れすぎた:ルーの箱に「水○ml」と書いてあっても、玉ねぎやトマトから水分が出て、結果的にシャバシャバに。
- ルーを少なめにした:「辛いのが苦手だから」「あっさり食べたいから」とルーを減らすと、コク不足になります。
- 煮込み不足:ルーがしっかり溶けて具材になじむ前に火を止めると、あっさりしたまま。
すぐにできる!薄味カレーの応急処置
「もうご飯は炊けちゃった! 今すぐなんとかしたい!」そんなときに役立つ、応急テクニックをご紹介します。
- ルーをちょっと追加:王道だけど一番確実。保存用に1かけ残しておくと安心です。
- カレーパウダーを入れる:ルーがなければ香りを補強。粉末スパイスは味を引き締めてくれます。
- ウスターソース・中濃ソース:カレーと相性が良く、甘みと酸味がプラス。急に「お店の味っぽい!」と変化します。
- 顆粒コンソメや和風だし:旨みを足すだけで満足感がグッとアップ。
私はよく「ちょっと薄いかな?」と思ったら、迷わずソースを足しています。これ、ほんとに裏切らないです。
※味を見ながら、少しずつ加えるようにしましょう。入れすぎると味が濃くなりすぎることがあります。
ワンランク上!隠し味で劇的チェンジ
応急処置でも十分ですが、「せっかくだから美味しく変身させたい」と思ったら隠し味の出番。ここからは私が実際に試して「これは効く!」と感じたものをご紹介します。
- チョコレート・ココア:ビター系をひとかけ。甘くならずにコクだけ残り、大人っぽい味わいに。
- 味噌:和の発酵パワーで旨みアップ。小さじ1程度で、深みのある味に。
- ケチャップ:酸味と甘みがプラスされ、子どもウケも抜群です。
- バター・生クリーム:仕上げに加えると、まろやかでコクのあるカレーに。
- インスタントコーヒー:小さじ1で香ばしさと苦味をプラス。入れすぎには注意!
失敗しないためのコツ
隠し味って「いっぱい入れれば美味しくなる」と思いがちですが、それは落とし穴。次の3つを意識すれば、味がブレません。
- 必ず少しずつ入れて味見する
- 入れた直後ではなく、数分煮込んでから確認する
- 複数を同時に入れすぎない
そもそも薄味にならない工夫
事前にちょっと気をつければ、そもそも「薄味カレー」を避けられます。
- 玉ねぎ・トマトを多く入れるときは水を少なめに
- ルーは箱の目安より少し多めに用意しておく
- 煮込み時間は弱火でじっくり20〜30分以上
私は一度、シャバシャバにしてから「次こそ失敗しない!」と心に誓いました。以来「水は気持ち少なめ」がマイルールです。
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